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円高から一転、反発しているポンド円の上値余地に注目か

円高から一転、反発しているポンド円の上値余地に注目か

円高から一転、反発しているポンド円の上値余地に注目か
2023.03.17
本日のポイント
  1. 米・鉱工業生産
  2. 欧・消費者物価指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反発し、株高・金利高・原油横ばいの相場展開となった。経営不安が取りざたされている米・ファーストリパブリック銀行を計約300億ドルで救済するとの報道があり、金融不安が軽減され株価が上昇した。原油WTIは一時65ドル台まで下落。2021年12月の水準まで下落した。

為替市場は、一昨日5円近く下落したポンド円に反発が見られた。ポンド円は158.555から162.093まで約3.5円上昇。今年安値の更新は免れた。テクニカル面では、ポンド円は日足20MA直下まで反発しており、上昇トレンドライン上限の165円台に向けての値動きとなっている。欧州時間でポンドの反発力が継続するのか、慎重に注視したい。

本日の指標は、16:00にスウェーデン・雇用統計、19:00に欧・消費者物価指数、19:30に露・政策金利、20:30に印・外貨準備高、21:30に加・鉱工業生産、加・原料価格指数、加・国際証券取扱高、22:15に米・鉱工業生産、米・設備稼働率、米・製造業生産、23:00に米・景気先行指数、米・ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)が発表予定となっている。円高から一転、反発しているポンド円の上値余地に注目したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。