昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは76.6ドルまで低下。主要貴金属5銘柄も上値が重くなり、下落している。昨日行われた米・議会証言(2日目)にて、パウエルFRB議長は「発表されるデータ次第では、踏み込んだ姿勢でさらなる利上げに動く用意がある」と示した。
為替市場は、昨日の米国時間で発表されたBOC政策金利にて、市場コンセンサス通り前回値を据え置き4.50%となった加ドルが、対円で下落した。加ドル円は100172から99.079まで約110pips下落。時間足200EMAまで値を下げた。加ドル円は、昨日の下落により日足20MAを下回ったため、米国時間でも下落の流れが継続するのか、注視したい。
本日の指標は、21:30に米・チャレンジャー人員削減予定数、22:30に米・新規失業保険申請件数、24:00に米・バーFRB副議長の発言、24:30に米・週間天然ガス貯蔵量、27:00に米・30年債入札、27:30に加・ロジャースBOC上級副総裁の発言、翌6:30にNZ・製造業PMI、6:45にNZ・第4四半期製造業売上高が発表予定となっている。BOC明けに対円で下落している加ドルの下値余地に警戒したい。