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BOC明けに対円で下落している加ドルの下値余地に警戒か

BOC明けに対円で下落している加ドルの下値余地に警戒か

BOC明けに対円で下落している加ドルの下値余地に警戒か
2023.03.09
本日のポイント
  1. 米・週間天然ガス貯蔵量
  2. 米・新規失業保険申請件数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは76.6ドルまで低下。主要貴金属5銘柄も上値が重くなり、下落している。昨日行われた米・議会証言(2日目)にて、パウエルFRB議長は「発表されるデータ次第では、踏み込んだ姿勢でさらなる利上げに動く用意がある」と示した。

為替市場は、昨日の米国時間で発表されたBOC政策金利にて、市場コンセンサス通り前回値を据え置き4.50%となった加ドルが、対円で下落した。加ドル円は100172から99.079まで約110pips下落。時間足200EMAまで値を下げた。加ドル円は、昨日の下落により日足20MAを下回ったため、米国時間でも下落の流れが継続するのか、注視したい。

本日の指標は、21:30に米・チャレンジャー人員削減予定数、22:30に米・新規失業保険申請件数、24:00に米・バーFRB副議長の発言、24:30に米・週間天然ガス貯蔵量、27:00に米・30年債入札、27:30に加・ロジャースBOC上級副総裁の発言、翌6:30にNZ・製造業PMI、6:45にNZ・第4四半期製造業売上高が発表予定となっている。BOC明けに対円で下落している加ドルの下値余地に警戒したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。