続落しているオセアニア通貨の下値余地に注意か

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反落となり、株安・金利高・原油横ばいの相場展開となった。原油WTIは75.9ドル付近での横ばい推移となっており、天然ガスは6%弱上昇し2.58ドルとなっている。一方の主要貴金属5銘柄は、そろって大幅下落となり、ゴールドは本日のアジア時間でも続落。1,808ドルまで低下している。

為替市場は、先週末に最弱通貨となったオセアニア通貨が、本日のアジア時間でも弱含んでいる。もっとも勢いの弱いNZドルは、対円で先週末分の上げ幅をすでに相殺しており、84.133から83.640まで低下している。NZドル円は他のクロス円と異なり日足ベースでのレンジ相場が今月中旬から継続している。上値が非常に重い形状となっているため、米国時間での下落に警戒したいところだ。

本日の指標は、16:00にトルコ・貿易収支、トルコ・経済信頼感、ノルウェー・小売売上高、18:00に英・ブローベントBOE副総裁の発言、19:00に欧・消費者信頼感指数、22:30に加・第4四半期経常収支、米・耐久財受注、24:00に米・中古住宅販売保留、24:30に米・ダラス連銀製造業活動指数、米・ジェファーソンFRB理事の発言が予定されている。続落しているオセアニア通貨の下値余地に注意したい。