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米・ボウマンFRB理事の発言で米ドルが変化するのか注目か

米・ボウマンFRB理事の発言で米ドルが変化するのか注目か

米・ボウマンFRB理事の発言で米ドルが変化するのか注目か
2023.02.17
本日のポイント
  1. 米・ボウマンFRB理事の発言
  2. 米・景気先行指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって1%以上の大幅下落となり、株安・金利高・原油安のリスクオフ相場が展開された。昨日、米フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は、「インフレ抑制に向けて当局はまだ仕事が残されている」と発言。今年中に利下げに転じるとの市場の織り込みを一蹴した。原油WTIは78.4ドルまで低下し、天然ガスも2.40ドルまで下落している。

為替市場は、昨日1月の雇用統計が発表され、失業率が前回の3.5%から3.7%へと微増した豪ドルが、雇用統計後に弱含んだ。豪ドル米ドルは、0.6934から0.6843まで下落。日足75MAに支えられる形で下げ止まった。豪ドル米ドルは、日足ベースで三尊天井を形成しつつあり、すでに200EMAを下抜けている。このまま本日の米経済指標が強くなり、米ドルが上向いた場合、さらなる豪ドルの下落が見られる可能性があるため、豪ドルの下伸に警戒したい。

本日の指標は、16:00に英・小売売上高、独・生産者物価指数、トルコ・住宅販売、16:45に仏・消費者物価指数、18:00に欧・経常収支、22:30に米・輸入物価指数、米・輸出物価指数、加・国際証券取扱高、加・鉱工業製品価格、米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、22:45に米・ボウマンFRB理事の発言、24:00に米・景気先行指数、25:00に露・実質GDPが発表予定となっている。米国時間での要人発言により米ドルが上昇するのか、方向性を慎重に注視したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。