昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって引けにかけて下落となり、株安・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは4日ぶりに反落となり、一時76ドル台まで落ちたものの、現在は77ドル台で推移しており、日足20MA直下に位置している。投資家心理を示す恐怖と欲望指数(Fear & Greed Index)は小幅に下落し、72での推移だ。
為替市場は、本日の米国時間で雇用統計の発表を控えた加ドルが、対米ドルで下落している。米ドル/加ドルは1.3373から1.3462まで約90pips上昇。日足200EMAに下値を支えられ反発している。本日の雇用統計では失業率が5.1%と予想されているが、市場予想を下回り加ドルが反発するのか、注目したいところだ。
本日の指標は、16:00に英・第4四半期GDP、英・鉱工業生産、英・製造業生産高、トルコ・失業率、トルコ・鉱工業生産、22:30に加・雇用統計、23:00に英・ピルMPC理事の発言、24:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数、26:30に米・ウォラーFRB理事の発言、28:00に米・財政収支、翌6:00に米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言が予定されている。雇用統計発表による加ドルの価格変動に注目したい。