昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって2日続伸となり、株高・金利高・原油高のトリプル高相場が展開された。恐怖指数(VIX)は19.8まで低下しており、投資家心理を示す恐怖と欲望指数(Fear & Greed Index)は、強欲傾向の65付近で推移している。また、暗号資産が活況を取り戻し、BTCUSDは23,075ドル付近まで上昇している。
為替市場は、昨日最弱通貨となっていた日本円が、本日のアジア時間で反発し、米ドル円は130.876から130.147まで約70pips下落している。米ドル円は、昨日の上昇で日足20MA直下まで値を上げる展開となったが、日足20MAを実体足で突き抜けることなくレジストされ、ダウントレンド継続の様相となっている。本日の米・PMI発表にて、米ドルが強含む動きが見られるのか、慎重に静観したい。
本日の指標は、16:00に独・GFK消費者信頼感調査、17:15に仏・製造業/サービス業PMI、17:30に独・製造業/サービス業PMI、18:00に欧・製造業/サービス業PMI、18:30に英・製造業/サービス業PMI、18:45に欧・ラガルドECB総裁の発言、23:45に米・製造業/サービス業PMI、24:00に米・リッチモンド連銀製造業指数、25:30にスイス・シュレーゲルSNB副総裁の発言、27:00に米・2年債入札が発表予定となっている。PMI発表にて米ドルの方向性が変化するのか、慎重に見極めたい。