先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって1%以上の大幅反発となり、株高・金利安・原油横ばいのリスクオン相場が展開された。商品市場は、全般的に横ばい推移となっており、原油WTIは81.7ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄は、ゴールドが今年高値の1,937ドルをタッチしたあとに失速し、現在は1,928ドル台で下落を模索している。
為替市場は、オセアニア通貨が最強通貨となり、豪ドル円は88.646から90.656まで約190pips上昇した。豪ドル円は、日足ベースでトリプルボトムの様相を呈しており、下値がわずかながらに切り上がっているため、商品価格の動向を注視しつつ、豪ドルの上伸が継続するのか見守りたいところだ。
本日の指標は、16:00にトルコ・消費者信頼感指数、18:00にフィリピン・鉱工業生産、フィリピン・小売売上高、フィリピン・消費者物価指数、22:30に加・新築住宅価格指数、24:00に欧・消費者信頼感指数、米・景気先行指数、25:30に米・6ヶ月ビル入札、26:45に欧・ラガルドECB総裁の発言が予定されている。中国市場が連休により休場となる中、大きな値動きが見られるのか、オセアニア通貨の値動きを慎重に見守りたい。