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ラガルドECB総裁の強気発言によりユーロ円が反発なるか

ラガルドECB総裁の強気発言によりユーロ円が反発なるか

ラガルドECB総裁の強気発言によりユーロ円が反発なるか
2023.01.20
本日のポイント
  1. 米・ウォラーFRB理事の発言
  2. 米・中古住宅販売件数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって2日続落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは週足20MAに下値をサポートされる形で反発しており、現在は81.0ドル付近で推移している。昨日、米FRBのブレイナード副議長は、「インフレは減速の兆しが見られるものの依然高過ぎる」と発言。「しばらくは高い金利状態を維持する必要がある」との姿勢を示した。

為替市場は、日銀金融政策発表後から直近2日間で続いていた円高が、本日のアジア時間で解消されている。クロス円が全般的に反発しており、特に上げ幅の大きいユーロ円は、1%以上上昇。137.915から139.681まで約1.7円反発している。テクニカル的には、ユーロ円は週足75MAにタッチすることなく反発傾向が見られているため、ユーロ円が週末最終日に上昇するのか、静観したい。

本日の指標は、16:00に英・小売売上高、独・生産者物価指数、17:00にスイス・ジョーダンSNB総裁の発言、18:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、19:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、22:30に加・小売売上高、23:00に米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言、24:00に米・中古住宅販売件数、27:00に米・ウォラーFRB理事の発言が予定されている。ラガルドECB総裁の強気発言により上昇しているユーロ円が週末に反発するのか、慎重に静観したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。