昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは81.2ドルまで上昇している一方、主要貴金属5銘柄は、銅を除いて軒並み安となっている。特に下げ幅の大きいプラチナは約2.4%値を下げ、1,043ドル台まで下落している。
為替市場は、本日の日銀金融政策の発表にて現状維持が公表され、クロス円が軒並み高となった。特にポンド円に至っては約2.8%上昇。157.168から161.447まで4.2円もの上昇を見せた。ポンド円は本日の上昇により、日足20MAを実体足で上抜け、4時間足200EMA直下まで値を上げている。4時間足200SMAラインの162.455まで上伸が見られるのか、欧州時間でのポンド円の値動きを慎重に見極めたい。
本日の指標は、16:00に英・消費者物価指数、英・小売物価指数、19:00に欧・消費者物価指数、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:30に米・小売売上高、米・生産者物価指数、23:00に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、23:15に米・鉱工業生産、米・設備稼働率、24:00に米・企業在庫、27:00に米・20年債入札、28:00に米・ベージュブック、米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言が予定されている。米国時間での要人発言に注意しつつ、各種通貨強弱を慎重に静観したい。