先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって小幅ながらに4日続伸となり、株高・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは79.7ドルまで反発しており、主要貴金属5銘柄は、パラジウムを除いて上昇基調となっている。ゴールドは今年高値を更新しており、昨年4月後半の水準まで回復している。暗号資産も回復しており、BTCUSDは21,116ドルとなっている。
為替市場は、先週末に米ドル円が約150pips下落。127.458をタッチし、昨年5月31日以来の円高水準へと舞い戻った。週明けの米ドル円は、いったんは上方向へ約45pips反発したあと、また下落方向へとシフトし、本日のアジア時間では円高基調が見られている。現在の米ドル円は127.689付近で推移しており、日足RSIが30直下で下方向にわずかなバッファがあるため、下伸に警戒したい。
本日の指標は、15:00に日・工作機械受注、16:00にノルウェー・貿易収支、16:45に仏・財政収支、20:00に欧・準備資産総額、22:00にフィリピン・消費者物価指数、22:30に加・製造業出荷、23:00に加・中古住宅販売件数、24:00に英・ベイリーBOE総裁の発言が予定されている。上昇している商品価格に注目しつつ、週明けの通貨強弱をしっかりと判断したい。