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最弱通貨となっているポンドが米国時間に向けて回復なるか

最弱通貨となっているポンドが米国時間に向けて回復なるか

最弱通貨となっているポンドが米国時間に向けて回復なるか
2023.01.10
本日のポイント
  1. 米・パウエルFRB議長の発言
  2. 英・ベイリーBOE総裁の発言

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利安・原油安の相場展開となった。主要貴金属5銘柄は、銅以外が下落基調となっており、順調に値を上げていたゴールドは本日のアジア時間で小反落し、1,872ドル台で推移している。なお暗号資産は、BTCUSDが17,212ドルまで上昇している。

為替市場は、昨日2円弱上昇したポンド円が本日のアジア時間で弱含んでおり、ポンドが最弱通貨なことも相まって、160.325付近で推移している。昨日高値の161.234からすでに90pips弱反落しており、ポンド円の上値は重くなっている。テクニカル的には、ポンド円は日足20MAが上値抵抗帯として君臨しており、20MAでの反落となっているため、欧州時間での下値余地に警戒したい。

本日の指標は、16:00にトルコ・失業率、トルコ・鉱工業生産、16:45に仏・鉱工業生産、仏・製造業生産指数、18:30に英・ベイリーBOE総裁の発言、加・マックレムBOC総裁の発言、20:00に南ア・製造業生産、米・NFIB中小企業楽観指数、23:00に米・パウエルFRB議長の発言、24:00に米・卸売在庫、27:00に米・3年債入札が発表予定となっている。最弱通貨となっているポンドが米国時間に向けて回復するのか、慎重に静観したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。