昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄が引けにかけそろって下落となり、株安・金利安・原油安のトリプル安相場となった。原油WTIは77.0ドルまで下落しており、主要貴金属5銘柄は、まちまちの展開となっている。特に下げ幅の大きいパラジウムは、前日から4.3%下落し1,719ドル台での推移だ。ゴールドは節目の1,800ドルを維持し、1,836ドルまで上昇している。
為替市場は、年明けから米ドル買い・円買い傾向となり、クロス円が下落傾向にある中、米ドル円の下値が限定された。米ドル円は131.396から129.513まで約180pips下落したものの、昨日の米国時間で持ち直し、現在は130.964付近で推移している。ただ、4時間足20MAラインを上抜けていないため、米国時間の指標発表で方向感が明確になるのか、注意深く静観したい。
本日の指標は、16:00に独・輸入物価指数、16:30にスイス・消費者物価指数、16:45に仏・消費者物価指数、17:50に仏・サービス業PMI、17:55に独・サービス業PMI、18:00に欧・サービス業PMI、18:30に英・住宅ローン承認件数、英・消費者信用残高、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、24:00に米・ISM製造業景況指数、米・JOLTS求人、28:00に米・FOMC議事録公表が予定されている。米ドル買い・円買いでスタートした通貨強弱が変化するのか、慎重に注視したい。