先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって小幅ながらに反発となり、株高・金利高・原油高の相場展開となった。商品市場は軒並み高となり、原油WTIは79.3ドルまで上昇。節目の80ドルを目前にしている。また、主要貴金属5銘柄もそろって上昇となり、特に上げ幅が顕著だったパラジウムは、前日から4%以上上昇し、1,752ドルとなった。
為替市場は、欧米勢が休場の中、NZドルが弱含んでおり、NZドル円は本日のアジア時間で一時82.738をタッチした。その後反発するも、時間足20MAがレジスタンスとなり、上値が重い状態が続いている。NZドル円は4時間足での移動平均線が下落トレンドの様相で並んでいるため、連休明けに下落となるのか注目したい。
本日の指標は、欧州時間の16:00にトルコ・設備稼働率、トルコ・製造業信頼感指数、20:00にブラジル・FGV消費者信頼感指数と、米国時間の30:00に韓・消費者信頼感指数が発表予定となっている。本日はクリスマス休暇によりアジア以外の主要国がほぼ休場となる。そのため、欧米各国の重要指標や要人発言は予定されていない。指標発表が少ない中での価格動向に注目したい。