昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって大幅上昇となり、株高・金利安・原油横ばいの相場展開となった。原油WTIは80.4ドル付近でのボックス推移となっており、主要貴金属4銘柄は、軒並み高となっている。特にシルバーの上昇が目立ち、約4.6%値を上げ22.3ドルとなっている。暗号資産は大幅に反発を見せ、BTCUSDは17,185ドル台での推移だ。
為替市場は、昨日のパウエルFRB議長のハト派発言により、米ドルが下落した。FOMCは過去4会合連続で0.75%の引き上げを行っているが、今月14日(水)のFOMCでは利上げ幅縮小が見込まれることが示唆され、米ドル円は139.800から136.700まで3円以上下落した。米ドル円は134円台前半まで大きなサポートが見当たらないため、日柄調整を挟んでの継続した下伸に警戒したい。
本日の指標は、16:00に英・ネーションワイド住宅価格、独・小売売上高、トルコ・製造業PMI、16:30にスイス・消費者物価指数、17:30にスイス・製造業PMI、18:30に英・製造業PMI、21:30に米・チャレンジャー人員削減予定数、22:30に加・第3四半期労働生産性指数、米・新規失業保険申請件数、23:30に米・ボウマンFRB理事の発言、24:00に米・ISM製造業景況指数、29:00に米・バーFRB副理事の発言が予定されている。3円以上下落した米ドル円の方向性に警戒したい。