先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が反落となり、株安・金利安・原油安のリスクオフムードが展開された。原油WTIは74.2ドルまで下落。今年安値を更新している。主要貴金属4銘柄は軒並み下落でのスタートとなり、特にパラジウムは約2.5%下落しており1,840ドル台での推移だ。また、暗号資産も大きく下落しており、BTCUSDは16,112ドル台まで値を下げている。
為替市場は、米ドル買い・円買い傾向でスタートした。特に資源国通貨であるオセアニア通貨の下落が目立っており、豪ドル円は93.710から92.459まで約120pips下落している。豪ドル円は今月安値を更新しており、現在は日足200SMAの直下に位置している。日足200SMAを下抜けると92.000付近まで勢いをつけて下落する可能性があるため、価格動向に警戒したい。
本日の指標は、16:00にノルウェー・小売売上高、17:30に香港・貿易収支、18:00に欧・マネーサプライ、20:00に英・CBI小売売上高、21:00にメキシコ・貿易収支、22:30に加・経常収支、24:30に米・ダラス連銀製造業景況指数、25:30に米・6ヶ月ビル入札、26:00に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言、26:10に独・ナーゲル独連銀総裁の発言が予定されている。オセアニア通貨安・原油安が見られる週明けの動向に警戒したい。