昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって2日続伸となり、株高・金利高・原油高のリスクオンムードが展開された。原油WTIは91.6ドルまで上昇。貴金属市場も全般的に反発しており、ゴールドは1,673ドル台で推移している。一方の暗号資産は米株の上昇に反して2%近く値を下げており、BTCUSDは20,538ドル台となっている。
為替市場は、本日開票の米中間選挙を前にして、ねじれ議会が予想される中米ドルの上値が重くなっており、ドルインデックスが110.2まで低下している。米ドルは上値が重いオセアニア通貨に対しても弱含み、豪ドル米ドルは0.6405から0.6490まで約80pips上昇した。週足での下落トレンドライン下限を下抜けた豪ドル米ドルが、反発を見せ上伸となるのか注目したい。
本日の指標は、16:45に仏・貿易収支、仏・経常収支、17:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、17:15にスイス・ジョーダンSNB総裁の発言、17:30にスイス・メクラ―SNB理事の発言、18:00に英・ピルMPC委員の発言、18:30に豪・ロウRBA総裁の発言、19:00に欧・小売売上高、20:00に米・NFIB中小企業楽観指数、25:00に英・ピルMPC委員の発言、27:00に米・3年債入札が発表予定となっている。米ドルに対し上昇している豪ドルの方向性を注視したい。