先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって5日振りに反発となり、株高・金利高・原油高のリスクオン相場が展開された。米10年債利回りは4.16%まで上昇。貴金属市場も全般的に大幅高となり、ゴールドは3%以上上昇し1,682ドル台で推移している。暗号資産も米株の上昇に比例する形で上昇し、BTCUSDは21,283ドルまで上昇している。
為替市場は、先週末4日に約180pipsの下落となった米ドル円が、約50pipsのギャップダウンで始まり、米ドル円は一時146.500まで下落した。しかしながらその後反発を見せ、米ドル円は現在147.170付近で推移している。テクニカル的には、米ドル円は4時間足200SMAをサポートラインとして反発している一方、上値を切り下げているため、今週10日(木)発表の米・CPIにより下抜けるのか警戒したい。
本日の指標は、15:45にスイス・失業率、16:00に独・鉱工業生産、英・ハリファックス住宅価格、ノルウェー・製造業生産、17:00にスイス・外貨準備高、17:30に香港・外貨準備高、17:40に欧・ラガルドECB総裁の発言、18:30に欧・投資家センチメント指数、25:30に米・6ヶ月ビル入札、29:00に米・消費者信用残高、29:40に米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言が予定されている。クロス円の中で唯一下落していた米ドル円が回復するのか、慎重に見極めたい。