昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって3日続落となり、株安・金利高・原油横ばいの相場展開となった。昨日行われたFOMCにより株価が大幅安となり、株価下落に比例する形で貴金属も1%以上の下落を見せた。ゴールドは1,637ドル台で下値を試す値動きとなっている。BTCUSDも米株に比例する形で上値が重くなり、20,348ドル台まで下落している。
為替市場は、昨日の米国時間で日本円が最強通貨となり、クロス円が米ドル円を除いて下落した。ユーロ円は146.466から145.012まで約140pips下落し、本日のアジア時間でも続落。日足20MAを下抜ける展開となっている。日足RSIは70タッチからのリバーサルが継続しており、下値余地を残している状況だ。週後半の米国時間でユーロ売りが加速するのか注目したい。
本日の指標は、16:00にトルコ・消費者物価指数、17:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、17:05に欧・ラガルドECB総裁の発言、18:30に英・サービス業PMI、20:30に米・チャレンジャー人員削減予定数、21:00に英・BOE政策金利と声明発表、21:30に英・ベイリーBOE総裁の記者会見、加・住宅建設許可、米・新規失業保険申請件数、米・貿易収支、米・第3四半期非農業部門労働生産性、23:00に米・ISM非製造業景況指数、米・週間天然ガス貯蔵量が発表予定となっている。欧州時間でのラガルドECB総裁の発言に注意しつつ、ユーロの方向性を見守りたい。