先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって2%以上の大幅上昇となり、株高・金利高・原油横ばいの相場展開となった。原油WTIは87.5ドルを挟んでのもみ合い推移となっており、貴金属市場は全般的に1%以上の下落を見せている。特にプラチナの下落が目立ち、現在は947ドル付近まで値を下げている。米ドルが大きく反発している中、暗号資産は比例して上昇せず、BTCUSDは20,466ドル台で停滞している。
為替市場は、目立った窓なくスタートした。先週末の円売り傾向を週明けのアジア時間でも踏襲しており、クロス円が全般的に上昇している。特に明日のRBA政策金利を控えた豪ドル円は、94.276から95.156まですでに90pips弱上昇。4時間足200MAを上抜ける展開となった。テクニカル的にも、豪ドル円は4時間足200SMAと75MAのゴールデンクロスを発生させているため、米国時間にかけて上昇が見られるのか注目したい。
本日の指標は、16:00に独・小売売上高、16:30にスイス・小売売上高、18:30に英・住宅ローン承認件数、英・消費者信用残高、英・住宅証券融資高、19:00に欧・消費者物価指数(速報値)、欧・第3四半期GDP、21:00に南ア・貿易収支、22:45に米・シカゴ購買部協会景気指数、23:30に米・ダラス連銀製造業活動指数が発表予定となっている。明日のRBA政策金利発表を控え上昇が継続するのか、豪ドルの方向性に注目したい。