昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって3日続落となり、株高・金利安・原油安のリスクオンムードが展開された。貴金属は方向感がまちまちとなり、ゴールドが小幅に上がる一方、パラジウムは1%以上の下落となっている。また、原油WTIは上値が重く84.8ドル付近で停滞しているが、天然ガスは7%以上の上昇となり、6,223ドルまで急騰している。
為替市場は、スナク元財務相が英国の新首相に就任したことから、ポンドがご祝儀相場となりポンド米ドルが高騰した。ポンド米ドルは米ドルの弱さも相まって、1.1269から1.1499まで約230pips上昇。今月高値に並ぶ展開となった。ポンド米ドルは本日のアジア時間でも時間足20MAに到達せず反発が入っているため、米国時間にかけて上伸となるのか注視したい。
本日の指標は、15:45に仏・消費者信頼感指数、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:30に米・卸売在庫(速報値)、23:00に加・BOC政策金利と声明発表、米・新築住宅販売件数、23:30に米・週間原油在庫、24:00に加・マックウレムBOC総裁の記者会見、26:00に米・5年債入札が発表予定となっている。強含んでいる欧州通貨の方向性に注目したい。