昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反発となり、株高・金利安の相場展開となった。半導体指数(SOX)は約2.28%上昇し2,211となり、米10年債利回りは3.97%付近で推移している。商品市場は貴金属を中心に反発が見られるが、パラジウムの上値が重く、現在は2,024ドル台での横ばい相場となっている。
為替市場は、昨日の米国時間に引き続いて米ドル安・円安基調が本日のアジア時間でも継続しており、クロス円が全般的に上昇している。米ドル円と連動性の高い加ドル円は、米ドル円に比べ上値が軽く、昨日は107.131から108.690まで上昇した。本日のアジア時間では昨日高値を更新。108.920をタッチした。加ドル円は日足ベースでRSIにバッファがあるため、上昇が継続するのか注視したい。
本日の指標は、18:00に独・ZEW景況感調査、欧・ZEW景況感調査、20:30にトルコ・住宅価格指数、21:15に加・住宅着工件数、21:30に加・国際証券取引高、22:15に米・鉱工業生産、米・設備稼働率、23:00に米・NAHB住宅市場指数、27:00に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、29:00に米・対米証券投資が発表予定となっている。再び上昇し出したクロス円の方向性を十分に警戒したい。