昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反発となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。連日下落していたダウ平均は、1週間振りに3万ドル台を回復。前日比プラス2.83%の30,038ドルでの着地となった。投資家心理を示す恐怖と欲望指数(Fear & Greed Index)は24まで回復。半導体指数も2,263まで反発している。
為替市場は、原油価格の回復によりオセアニア通貨も並行して回復している。豪ドル円は3日続伸しており、90.852から93.287まで2.4円の上昇を見せた。なお豪ドル円は4時間足75MAを実体足で上抜けており、日足RSIも50半ばとバッファがあるため、米国時間にかけての上伸に注目したいところだ。
本日の指標は、15:45に仏・消費者物価指数、16:00にトルコ・住宅販売、18:00に欧・貿易収支、21:30に米・小売売上高、米・輸入物価指数、加・製造業出荷、加・卸売売上高、22:00に加・中古住宅販売件数、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数、米・企業在庫、米・ジョージ:カンザスシティ連銀総裁の発言、23:30に米・クックFRB理事の発言、25:15に米・ウォラーFRB理事の発言が予定されている。資源価格の回復で上昇しているオセアニア通貨の上値余地を慎重に見極めたい。