先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって4日続落となり、株安・金利高・原油安のリスクオフ相場が展開された。ダウ平均は年初来安値を更新。先週の米・FOMCから株安が連鎖している状況が継続している。また、景気減速懸念から原油の下落が著しく、WTIは78.2ドルまで6%弱下落している。
為替市場は、米ドルの独歩高となっており、ユーロ米ドルは0.9552まで下落している。イタリアの総選挙結果が極右政党優勢となっており、買戻しも一時的になるのではとの憶測が広がっている。また、ユーロは下値を支える材料が乏しいため、対米ドルでのさらなる下伸に警戒したいところだ。
本日の指標は、16:00にトルコ・景気動向指数、独・ナーゲル独連銀総裁の発言、17:00に独・IFO景況指数、21:30に米・シカゴ連銀全米活動指数、22:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、23:00に米・コリンズ:ボストン連銀総裁の発言、23:30に米・ダラス連銀製造業活動指数、25:00に英・テンレイロMPC委員の発言、米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、25:30に米・ローガン:ダラス連銀総裁の発言、26:00に米・2年債入札、27:35にNZ・オアRBNZ総裁の発言、29:00に米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言が予定されている。本日のラガルドECB総裁の発言で利上げについて言及があるのか、しっかりと注目したい。