昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反発となり、株高・金利横ばい・原油安の相場展開となった。原油WTIは一時今月安値に迫る81.7ドルまで下落。現在は85.4ドル付近で推移している。また、ゴールドは米ドルの軟調な展開により小幅上昇となり、1,676ドル台で上値を模索している。パラジウムは3%近い上昇を見せ、2,181ドル台に乗せている。
為替市場は、ドルインデックスが小幅に109.5まで低下しており、米ドル円の上値が重くなっている。現在の米ドル円は143.159となっており、4時間足20MAの真上で方向感を模索している。上昇するにはファンダメンタルズ要因などが必要な値動きとなっているため、FOMCに向けて更なる収れんが見られるのか、静観したい。
本日の指標は、15:00に独・生産者物価指数、スイス・貿易収支、21:30に加・消費者物価指数、加・住宅価格指数、米・住宅着工件数、米建設許可件数、26:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、米・20年債入札、28:30に加・ビュードライBOC副総裁の発言が予定されている。明日の米・FOMCを控え、米国時間で米ドルが明確な方向性を示すのか、慎重に注視したい。