先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄が引けにかけそろって下落となり、株安・金利高・原油横ばいの相場展開となった。株価下落となったが、恐怖指数(VIX)は下落となり、25.4まで低下。一方、投資家心理を示す恐怖と欲望指数(Fear & Greed Index)は43まで低下し、恐怖心が高まっている。
為替市場は、欧州通貨が対米ドルで約40pipsの下窓となり、ユーロ米ドルは本日のアジア時間で0.9879まで下落した。ユーロ米ドルは20年振りの安値更新となった。ノルドストリーム1稼働が無期限延期となったことを受け、ユーロの下落が継続している。ユーロは同じ欧州通貨の対ポンドでも下落しているため、欧州時間にかけての値動きを警戒したい。
本日の指標は、16:00にトルコ・消費者物価指数と生産者物価指数、スイス・第2四半期GDP、16:50に仏・サービス業PMI(確報値)、16:55に独・サービス業PMI(確報値)、17:00に欧・サービス業PMI(確報値)、17:30に英・サービス業PMI(確報値)、18:00に欧・小売売上高、24:30に英・マンMPC委員の発言が予定されている。20年振りの安値更新をしているユーロ米ドルの下値追いに警戒したい。