昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続落となり、株安・金利横ばい・原油高の相場展開となった。昨日公表された米・FOMCでは、いずれ利上げペースを減速させるが、今までに実施した金融引き締めのインフレ抑制効果を精査したいとの認識が示され、サプライズのない内容となった。
為替市場は、昨日政策金利が3.0%に引き上げられたNZドルが本日のアジア時間で最弱通貨となっており、NZドル円は昨日高値の85.494から84.558まで値を下げている。NZドル円は日足ベースでボックス相場を形成しており、現在は下方向へ向かっての圧力が強くなっている。週末にかけてNZドルが弱含むのか、慎重に静観したい。
本日の指標は、15:00にスイス・貿易収支、18:00に欧・消費者物価指数、20:00にトルコ・TCMB政策金利と声明発表、21:30に加・鉱工業製品価格、加・住宅価格、米・新規失業保険申請件数、米・フィラデルフィア連銀景況指数、23:00に米・中古住宅販売件数、米・景気先行指数、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、26:20に米・ジョージ:カンザスシティ連銀総裁の発言、26:45に米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言が予定されている。原油価格の反発と反比例し下落しているオセアニア通貨の方向性を注視したい。