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米・7月雇用統計明けの相場感を要静観か

米・7月雇用統計明けの相場感を要静観か

米・7月雇用統計明けの相場感を要静観か
2022.08.08
本日のポイント
  1. 重要な指標発表は予定されていない
  2. 日本のお盆休みによるボラティリティの急激な変化に警戒

先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が下落となり、株安・金横ばい・原油横ばいの相場展開となった。原油WTIは節目の90ドルを割り込み89.1ドル台で推移。ゴールド・シルバーも下落基調となった。対照的に、BTCUSDは23,349ドルまで上昇している。なお、米2年債利回りは3.22%となる一方、10年債利回りが2.87%まで低下しており、逆イールドに拍車がかかっている。

為替市場は、目立った窓のない週明けのスタートとなった。本日はアジア時間で豪ドルが最強通貨となっており、ポンド豪ドルは1.7493から1.7406まで約70pips下落している。テクニカル面では、ポンド豪ドルは日足75MAに上値を抑えられ下落している状態が続いているため、このあと下値ターゲットの1.7203を目指して下伸するのか、注意深く見守りたい。

本日は、アジア時間のスイス・雇用統計を除いて注目度の高い指標発表は予定されていない。今週は日本が週末にかけてお盆休みとなるため、ボラティリティの急激な変化に警戒したい。また、アジア時間の早朝を狙った仕掛け売りにも注意したい。米・雇用統計明けの週明けの値動きをじっくりと静観したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。