昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利安・原油安の相場展開となった。スイスの金融大手クレディ・スイスが数千人規模の人員削減を検討していると報じられ、景気後退懸念が勃発した。原油WTIは88ドルまで低下。半年前の水準に戻っている。
為替市場は、本日の米・雇用統計を前に様子見ムードが広がっており、米ドル円は132.526-133.338でのレンジ推移となっている。テクニカル的には、米ドル円は日足75MAを挟んでの横ばい推移となっており、再び上昇するのか、フィボナッチ・リトレースメントの23.6%を下抜け下落するのか方向性を模索している最中だ。本日の米・雇用統計後に明確な値動きが出る可能性があるため、急激な価格変動に注意したい。
本日の指標は、15:00に独・鉱工業生産、英・ハリファックス住宅価格、15:45に仏・鉱工業生産、仏・製造業生産指数、20:15に英・ピルMPC委員の発言、21:00に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、21:30に加/米・雇用統計、23:00に加・Ivey購買部協会指数、28:00に米・消費者信用残高が発表予定となっている。米・雇用統計による突発的な値動きに警戒したい。