昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって4日振りに反落となり、株安・金利安・原油安のリスクオフムードが展開された。利益確定売りが出たことに加え、中国の財新製造業PMIが50.4へ低下し、各国の景況感が下振れたことが嫌気された。また、米ドルの値動きとは対照的に、ゴールドが躍進し1,780ドルまで上昇している。
為替市場は、オセアニア通貨の下落が止まらず、豪ドルが対ポンドで下落している。ポンド豪ドルは1.7356から1.7472まで約120pips上昇。本日のアジア時間でも上値を更新している。テクニカル的には、ポンド豪ドルは4時間足20MAに下値を支えられる形で上昇しており、日足では1.7815を上限とするレンジ相場内で動いている。このまま上昇しレンジ上限を目指すのか、注目したい。
本日の指標は、15:00に英・ネーションワイド住宅価格、16:30にスイス・製造業PMI、23:00に米・JOLT労働調査、米・エバンス:シカゴ連銀総裁の発言、26:00に米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言、翌7:45にNZ・第2四半期失業率、米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言が予定されている。明日のOPEC会合を控え、資源国通貨のオセアニアの値動きを注視したい。