昨日は、米国市場で、主要株価指数3銘柄が揃って小反落となり、株安・金利安・原油安のトリプル安となった。昨日の米・議会証言では、パウエルFRB議長が「インフレ期待を抑制することでの景気後退はあり得ることだ。しかし、物価高を抑えることが第一優先である。」と発言し、タカ派姿勢が貫かれる結果となった。
為替市場は、昨日時点でスイスフランと日本円が強含む展開となり、本日のアジア時間でも昨日の流れが踏襲されている。各種クロス円が下落する中、ユーロ円の下値は堅く、142.689から144.253での往って来い相場となった。時間足ではユーロ円は75MAに下値を支えられ小反発となっているため、上昇の勢いが継続となるのか注目したい。
本日の指標は、16:15に仏・製造業/サービス業PMI、16:30に独・製造業/サービス業PMI、17:00に欧・製造業/サービス業PMI、17:30に英・製造業/サービス業PMI、20:00にトルコ・TCMB政策金利発表、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・第1四半期経常収支、22:45に米・製造業/サービス業PMI、23:00に米・パウエルFRB議長の議会証言、23:30に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、24:00に米・週間原油在庫がある予定だ。PMIは欧米ともに速報値となっているため、結果発表後の価格変動に警戒したい。また、米国時間でのパウエルFRB議長の発言内容に注目したい。