昨日は、米国市場で、主要株価指数3銘柄が揃って続落となり、株安・金利横ばい・原油安の相場展開となった。原油WTIは122ドルから120ドルまで反落。ゴールドは小反落となり1,845ドル付近での推移だ。恐怖指数(VIX)は8%以上急騰し、26付近となっている。昨日発表された米・新規失業保険申請件数は前週から約3万件増加し、22.9万件となった。
為替市場は、昨日の米国時間にかけて米ドルが最強通貨となり、ドルインデックスが103.1を回復。米ドル円は拮抗状態となり、下値133.20から上値134.56での往って来い相場となった。テクニカル的には、米ドル円は4時間足20MAに下値を支えられて反発上昇が見られるため、本日の米国時間にかけ高値更新となるのか、慎重に見極めたい。
本日の指標は、16:00にトルコ・失業率、21:30に加・失業率、加・雇用ネット変化、加・第1四半期設備稼働率、米・消費者物価指数、22:45に欧・ラガルドECB総裁の発言、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)、24:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、27:00に米・財政収支がある予定だ。米・消費者物価指数発表による価格の急変動に警戒したい。