昨日は、米国市場で、主要株価指数3銘柄が揃って3日振りに反落となり、株安・金利高・原油高のリスクオフムードが展開された。昨日発表された米・4月卸売在庫は、2.1%の市場予想に対し2.2%となった。原油WTIは一時123ドルにまで上昇。現在は122ドル付近で推移している。ゴールドは米ドルの上昇が見られる中、下値を底堅く保っており、1,854ドル付近となっている。
為替市場は、ポンド米ドルがレンジ推移となっており、1.251-1.258内での小幅な値動きとなった。テクニカル的に見ると、4時間足で緩やかに上値を切り下げている中、下値を1.246ラインで支えられているため、来週の英・政策金利発表に向けてパワーバランスが変化するのか注目したいところだ。
本日の指標は、18:00に南ア・経常収支、20:00に南ア・製造業生産高、20:45に欧・ECB政策金利と声明発表、21:30に米・新規失業保険申請件数、欧・ラガルドECB総裁の記者会見、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、24:00に加・マックレムBOC総裁の発言、26:00に米・30年債入札がある予定だ。小幅な値動きとなっているポンド米ドルの強弱性に注目したい。