昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続落となり、株安・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは108ドル台を回復。エネルギー系の資源が全般的に上昇となった。ゴールドは昨日370pips以上反発し、現在は1,840ドル台で推移している。
為替市場は、資源価格の上昇に伴い豪ドルが対米ドルで上昇。豪ドル米ドルは0.694から0.707まで約110pipsの上伸となった。先月初めから下落が継続していた豪ドル米ドルは下落の一服感が出ており、直近高値の日足20MA付近である0.707を実体足で超えられるかが、焦点となるだろう。
本日の指標は、15:00に英・小売売上高、独・生産者物価指数、15:30にスイス・第1四半期鉱工業生産、16:00にトルコ・消費者信頼感指数、16:30に英・ピルMPC委員の発言が予定されている以外、米国時間での大きな指標発表や要人発言はない予定だ。米国時間での指標発表がない分、テクニカルに則った忠実な値動きとなるのか、週末の価格動向を慎重に注視したい。