先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇し、株高・金利安・原油高のリスクオンムードとなった。原油WTIは一時110ドルをタッチ、週明けの現在は107ドル台で推移している。上昇している原油と相反し、ゴールドの上値は重くなっており、今月高値の1,909ドルから約1,100pips下落し、現在は1,811ドル付近で推移している。
為替市場は、大きな窓が見られることなく円が買い戻される状態でのスタートとなった。対照的にオセアニア通貨が弱含んでおり、特に来週政策金利発表がある予定のNZドルが軟調だ。NZドル円は81.46から80.30まで約110pips下落しており、先週安値の79.45に迫る勢いで下伸している。このまま下落が継続するのか慎重に静観したい。
本日の指標は、16:00 にトルコ・経常収支、18:00に欧・貿易収支、21:15に加・住宅着工件数、21:30に加・製造業出荷、加・卸売売上高、米・NY連銀製造業景気指数、21:55に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、22:00に加・中古住宅販売件数、23:15に英・ベイリーBOE総裁の発言、英・ラムズデンBOE副総裁の発言、英・ハスケルMPC委員の発言、29:00に米・対米証券投資がある予定だ。軟調なNZドルの下落幅に警戒したい。