昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄が揃って反発となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。投資家心理を示す恐怖と欲望指数(Fear &Greed Index)は46となり、中間に位置している。原油高とともにゴールドも躍進しており、円建ての金は7,947円で最高値を更新した。
為替市場は、昨日のアジア時間で米ドル円が126.31まで上昇し、20年振りの円安水準となった。日銀の緩和姿勢が崩れない中、円安傾向に歯止めがかからず下値の堅い展開が継続している。ただ、米ドル円は日足ベースでRSIが77となっておりダイバージェンスも確認できるため、念のため調整下落に警戒したい。
本日は、20:00にトルコ・TCMB政策金利と声明発表、20:45に欧・ECB政策金利と声明発表、21:30に欧・ラガルドECB総裁の記者会見、加・製造業出荷と卸売売上高、米・新規失業保険申請件数、米・小売売上高、米・輸入物価指数、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)、28:50に米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言、翌7:00に米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言がある予定となっている。各種指標発表と要人発言に注意しつつ、週末にかけての価格変動に警戒したい。