昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄が揃って引けにかけて上昇し、株高・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは96.3ドルまで下落。地政学リスクが長引く中、コモディティ価格が横ばい推移となっている。
為替市場は、昨日発表された欧・ECB理事会議事要旨の内容が、「利上げ条件が満たされている」と比較的タカ派寄りだったことから、昨日の米国時間でユーロ円が急伸。134.40から一時135.51まで上昇した。しかし上昇は継続せず、結局往って来い相場となり、本日のアジア時間では昨日安値を下回る134.34をタッチした。
本日の指標は、21:30に加・失業率と雇用ネット変化、23:00に米・卸売在庫(確報値)が発表予定となっている。上下動を繰り返しているクロス円が、週末の本日大きく動くのか慎重に判断したい。