昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄が引けにかけ揃って上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは104.8ドルまで低下しており、恐怖指数(VIX)は5.6%ほど下落し19.6まで低下。ベンチマークの20を下回っている。投資家心理を示す恐怖と欲望指数(Fear &Greed Index)は、49まで改善している。
為替市場は、昨日の日銀発表による「指値オペ」が円売り材料として使われたことで、クロス円が3円以上の上昇となった。ユーロ円は133.96から137.53まで約350pips急騰。4時間足で10MAを下回ることなく堅調な推移を見せている。ただ、ユーロ円は日足でのRSIが70を超えているため、調整下落が入るのか警戒したい。
本日の指標は、15:45に仏・消費者信頼感指数、17:30に英・住宅ローン承認件数、22:00に米・S&P/ケースシラー住宅価格指数、米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、米・消費者信頼感指数、米・JOLT労働調査、23:45に米ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言、25:30にスイス・ツアブリュックSNB副総裁の発言、26:00に米・7年債入札が発表される予定だ。上昇しているクロス円の動向を注意深く静観したい。