昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反落し、株安・金利安・原油高のリスクオフムードが展開された。特にナスダックの下落が著しく、ナスダックは前日から約1.32%反落し13,922ポイントでの着地となった。原油価格の高騰に加え、予想以上の利上げペースに言及する要人発言が投資家心理を圧迫した。
為替市場は、調整下落を見せたクロス円の中でも加ドル円が米ドルと同様堅調に推移しており、昨日の欧州時間で約70pipsの下落となったが、本日のアジア時間にかけて下落分を相殺している。加ドル円は、すでに4時間足で10MAに接触後に反発し、現在は10MAから乖離している状態のため、方向性をしっかりと見極めたい。
本日の指標は、17:15に仏・製造業/サービス業PMI(速報値)、17:30に独・製造業/サービス業PMI(速報値)、18:00に欧・製造業/サービス業PMI(速報値)、18:30に英・製造業/サービス業PMI(速報値)、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・耐久財受注、22:10に米・ウォラーFRB理事の発言、22:45に米・製造業/サービス業PMI(速報値)、24:00に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言がある予定だ。米国時間での要人発言に注意しつつ、加ドルの強弱性に注視したい。