昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利横ばい・原油安の相場展開となった。昨日の米FOMCでは、2023年と2024年のインフレ見通しを引き上げ、「インフレは一過性ではない」との姿勢を示しタカ派的と解釈されたことから、FOMC直後は一旦下落したものの、パウエルFRB議長の記者会見でハト派姿勢を示されたことから、株価が引けにかけ上昇した。
為替市場は、本日政策金利発表が行われる予定のポンドが躍進しており、ポンド円は154.13から156.56まで約240pips上昇した。なお本日のBOE政策金利発表では、前回から0.25%引き上げられ0.75%になるとの市場予想となっているため結果に十分注意したい。
本日の指標は、18:30にラガルドECB総裁の発言、19:00に欧・消費者物価指数、20:00にトルコ・TCMB政策金利と声明発表、21:00に英・BOE政策金利と声明発表、21:30に加・住宅価格指数、米・新規失業保険申請件数、米・住宅着工件数、米・フィラデルフィア連銀景況指数、22:15に米・鉱工業生産、米・設備稼働率、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量が発表される予定だ。英国の政策金利発表に十分注意しつつ、ポンドの動向を見守りたい。