先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって引けにかけ下落となり、株安・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは106ドル台まで下落しており、パラジウムは8%の下落となっている。一方、恐怖指数(VIX)は1.7%ほど上昇し30.7となり、投資家心理を示す恐怖と欲望指数(Fear &Greed Index)は14と低位置での推移となっている。
為替市場は、クロス円の中で米ドルの上昇が目立つ一方、他通貨の上値は重くなっており、ポンド円は本日のアジア時間では中々ブレイクができず、153.33付近でのもみ合い推移が継続している。テクニカル的には、ポンド円は日足ベースで20MAの下に位置しており、153.74付近のレジスタンスラインを超えられるかが焦点となるだろう。
本日の指標は、16:45に仏・経常収支と貿易収支、17:30に香港・生産者物価指数と鉱工業生産指数が予定されている。また、本日から米国が夏時間へと移行するため、市場の流動性活性化タイミングの変化に注意したい。今週後半に予定されている、英BOE利上げによるポンドの上昇準備に注目しつつ、週始めのポンドの動向を注視したい。