昨日は、米国市場で、主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が反落となり、株安・金利安・原油の横ばいの相場展開となった。株価が下落したことから恐怖指数(VIX)が再び上昇し、30.15付近となっている。株価が下落する一方仮想通貨市場が堅調に推移しており、BTCUSDは14%ほど上昇し42,988ドル台となっている。緊迫した状況が続く中、ウクライナ政府が暗号資産での寄付を募ったことから、暗号資産が全面的に上昇基調となった。
為替市場は、先ほど政策金利の発表が行われ前回と同様0.1%の据え置きとなった豪ドル円は、政策金利発表直後に下落し、83.69から83.52へと反落した。豪ドル円はテクニカル的には4時間足の直近高値である83.80に到達せずに反落しているため、政策金利発表後の下落が継続するのか注視したい。
本日の指標は、16:00にトルコ・製造業PMI、17:30にスイス・製造業PMI、18:30に英・製造業PMIと住宅ローン承認件数、22:00に独・消費者物価指数(速報値)、22:30に加・GDP、23:45に米・製造業PMI、米・ISM製造業景況指数、米・建設支出、27:30に英・サンダースMPC委員の発言、28:00に英・マンMPC委員の発言、米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言、翌6:45にNZ・住宅建設許可が発表予定となっている。地政学リスクの中での突発的な値動きに警戒しつつ、通貨強弱を静観したい。