昨日は、米国市場がプレジデンツ・デーによる祝日のため休場となった。米10年債利回りは、1.85%まで大幅に低下している。ウクライナ情勢による地政学リスクが高まり、ゴールドは、昨年6月1日以来の高値圏を突破しており、本日1,914ドルをタッチした。原油も同様に高騰しており、1バレル92.7ドルへと上伸している。また、昨日の欧州市場下落の影響を受け、日経平均は26,300円付近で2%以上の大幅安となっている。
為替市場は、昨日米国市場が休場となっていた中、クロス円が緩やかに下落しており、ポンド円は、156.74から155.51まで約120pips下落した。本日のアジア時間でも、ポンド円は下落の流れを引き継ぎ、日足では20MAをわずかに下回る位置に留まっている。地政学リスクの高まりを受け円買いが進行するのか注意深く観察したい。
本日の指標は、16:00にトルコ・景気動向指数と設備稼働率、18:00に独・IFO景況指数、19:45に英・ラムスデンBOE副総裁の発言、20:00に英・CBI企業動向調査、23:00に米・S&P/ケース・シラー住宅価格指数、23:45に米・製造業/サービス業PMI(速報値)、24:00に米・リッチモンド連銀製造業指数、米・消費者信頼感指数、27:00に米・2年債入札、29:30に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言がある予定だ。全般的に下落傾向となっているクロス円の下値追いに警戒したい。