先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利安・原油高の相場展開となった。リスク回避資産とされるゴールドは、本日のアジア時間で1,908ドルの今年高値を更新後に反落している。先週末金曜日に発表された米・1月景気先行指数は、0.2%の市場予想に対しマイナス0.3%となり経済の成長減速が示唆された。
為替市場は、米インフレ圧力下での政策金利上昇予測と、ロシアによるウクライナ侵攻報道の板挟みとなり、クロス円は方向感を示さない「往って来い相場」となっており、レンジ相場が1週間ほど継続している。そんな中、今週23日の政策金利発表を控えたニュージーランドドル円がわずかに上昇基調となっており、現在77.23付近で推移しているため、緩やかに上昇となるのか注目したい。
本日の指標は、17:15に仏・製造業/サービス業PMI、17:30に独・製造業/サービス業PMI、18:00に欧・製造業/サービス業PMI、18:30に英・製造業/サービス業PMI、25:15に米・ボウマンFRB理事の発言が行われる予定だ。また、本日は米国が休場のため、ボラティリティの低下を警戒しつつ、米・ボウマンFRB理事の発言内容にも注意したい。