昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が下落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは67.9ドルまで約1.5%上昇。一方の天然ガスは前日から7.6%低下。4.01ドルまで値を下げた。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、特に上げ幅の大きかったシルバーは、前日から約1.2%上昇し33.2ドル台まで高騰した。
為替市場は、資源国通貨が米国時間で強含んだ。豪ドル円は92.831から93.846まで上昇。時間足20MA下位から上位へと移行した。4時間足では75MAの上値抵抗帯直下まで価格が伸びており、日足では2日続伸している。このまま豪ドルの勢力が維持されるのか、米国時間での値動きに注目したい。
本日の指標は、9:01に英・RICS住宅価格、16:30にスイス・生産者輸入価格、19:00に欧・鉱工業生産、21:30に加・住宅建設許可、米・新規失業保険申請件数、米・生産者物価指数、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、26:00に米・30年債入札、26:30に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、翌6:30にNZ・製造業PMIが発表予定となっている。米国時間で強含んだ豪ドルの上値余地を慎重に見極めたい。