先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは56.6ドルまで約0.88%高騰。天然ガスも同様に値を上げ、前日から2.13%上昇し4.02ドル台へと移行した。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、特に上げ幅の大きかったプラチナは、前日比プラス2.59%の2,016ドル台まで回復した。
為替市場は、19日に発表された英・11月小売売上高が、前年比で前月の0.2%から0.4ポイント上昇し0.6%となったことで、ポンドが米国時間で強含んだ。ユーロポンドは0.8773から0.8750まで下落。時間足20MAをまたいでの値動きとなった。4時間足では、200SMAが上値抵抗帯となり価格が低下しており、日足では20MAに上位水準から下位へと移行している。
本日の指標は、16:00に英・第3四半期実質GDP、英・第3四半期経常収支、22:30に加・鉱工業製品価格、加・原料価格指数、米・シカゴ連銀全米活動指数、27:00に米・2年債入札が予定されている。これ以外の目立った経済指標と要人発言は予定されていない。米国時間で強含んだポンドが上値を伸ばすのか、欧州時間での値動きに注目したい。