loading
search

最弱となった日本円が欧州時間でも軟化していくのか方向性を静観か

最弱となった日本円が欧州時間でも軟化していくのか方向性を静観か

最弱となった日本円が欧州時間でも軟化していくのか方向性を静観か
2025.12.18
NEW
本日のポイント
  1. 米・5年インフレ連動債入札
  2. 欧・ECB政策金利と声明発表

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは56.2ドルまで反発。天然ガスも同様に上昇し、前日から2.70%高騰。4.07ドル台まで値を上げた。主要貴金属5銘柄は銅以外が上昇となり、特に上げ幅の大きかったパラジウムは、前日比プラス3.49%の1,743ドル台を回復した。

為替市場は、日本円が欧州時間から米国時間にかけて最弱となった。フラン円は194.352から195.814まで上昇。時間足20MAを起点としボリンジャーバンド+2σに沿ってのバンドウォークが見られた。4時間足では、RSIが42から65まで高騰しており、日足では史上最高値付近まで値が回復している。

本日の指標は、6:45にNZ・第3四半期GDP、16:00にスイス・貿易収支、21:00に英・BOE政策金利と声明発表、英・BOE議事録公表、22:15に欧・ECB政策金利と声明発表、22:30に米・新規失業保険申請件数、米・消費者物価指数、米・フィラデルフィア連銀景況指数、22:45に欧・ラガルドECB総裁の記者会見、24:30に米・週間天然ガス貯蔵量、25:00に米・カンザスシティ連銀製造業活動指数、27:00に米・5年インフレ連動債入札が発表予定となっている。最弱となった日本円が欧州時間でも軟化していくのか、方向性を静観したい。

author

著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。