昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が下落となり、株安・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは55.8ドルまで約0.82%低下。天然ガスも同様に下落し、前日から0.73%低下。3.96ドル台で推移した。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、特に上げ幅の大きかったシルバーは、前日比プラス5.10%の66.0ドル台まで値が伸びた。
為替市場は、ポンドが米国時間で最強となった。ポンド米ドルは1.3356から1.3457まで上昇。時間足20MA下位から上位へと移行した。4時間足では、ボリンジャーバンド+3σまでローソク足が伸びており、日足ではRSIが50から66まで高騰している。なお本日のアジア時間では反落の値動きが見られているため、欧州時間でのポンドの方向性に注意したい。
本日の指標は、8:30に豪・ウエストパック景気先行指数、8:50に日・貿易収支、16:00に英・消費者物価指数、英・生産者物価指数、英・小売物価指数、18:00に独・IFO景況指数、19:00に欧・消費者物価指数、20:00に英・CBI企業動向調査、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:15に米・ウォラーFRB理事の発言、24:30に米・週間原油在庫、27:00に米・20年債入札が発表予定となっている。最強となったポンドが上値を伸ばすのか注目したい。