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史上最高値付近まで値が戻ってきたフラン円の上値余地に警戒か

史上最高値付近まで値が戻ってきたフラン円の上値余地に警戒か

史上最高値付近まで値が戻ってきたフラン円の上値余地に警戒か
2025.12.11
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本日のポイント
  1. スイス・SNB政策金利と声明発表
  2. 英・ベイリーBOE総裁の発言

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは58.2ドルまで0.41%低下。天然ガスも同様に下落し、前日から0.09%値を下げ4.55ドル台で推移した。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、下げ幅の目立ったパラジウムは、前日から1.69%下落。1,513ドル台へと軟化した。

為替市場は、本日のSNB政策金利発表を前に、スイスフランが米国時間で最強となった。フラン円は194.170から195.124まで上昇。時間足20MAに沿っての上昇が見られた。4時間足では、10MAに沿っての上昇トレンドが継続しており、日足では4日続伸。ボリンジャーバンド+2σ付近まで値が伸びている。

本日の指標は、8:50に日・第4四半期景況判断BSI、9:01に英・RICS住宅価格、9:30に豪・失業率、17:30にスイス・SNB政策金利と声明発表、18:00にスイス・シュレーゲルSNB総裁の記者会見、18:50に英・ベイリーBOE総裁の発言、20:00にトルコ・TCMB政策金利と声明発表、22:30に加・貿易収支、米・新規失業保険申請件数、米・貿易収支、24:00に米・卸売在庫、24:30に米・週間天然ガス貯蔵量、27:00に米・30年債入札が発表予定となっている。史上最高値付近まで値が戻ってきたフラン円の上値余地に十分警戒したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。