昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が下落となり、株安・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは58.3ドルまで約0.68%低下。天然ガスにいたっては前日から5.67%急落。4.57ドル台へと値を下げた。主要貴金属5銘柄は銅以外が上昇となり、唯一下落した銅は、前日比マイナス0.90%の5.36ドル台まで落ち込んだ。
為替市場は、昨日発表された独・10月貿易収支が、前月の153億ユーロから169億ユーロとなり市場予想の152億ユーロを上振れたにも関わらず、ユーロが対米ドルで下落した。ユーロ米ドルは1.1657から1.1615まで下落。時間足20MA上位から下位へと移行した。4時間足では、ボリンジャーバンドの中心線から-2σまでローソク足が低下しており、日足では10MA直下のサポートラインまで値が落ちてきている状況だ。
本日の指標は、8:50に日・国内企業物価指数、19:55に欧・ラガルドECB総裁の発言、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:30に米・第3四半期雇用コスト指数、23:45に加・BOC政策金利と声明発表、24:30に加・マックレムBOC総裁の記者会見、米・週間原油在庫、28:00に米・財政収支、米・FOMC政策金利と声明発表、28:30に米・パウエルFRB議長の記者会見、翌6:45にNZ・第3四半期製造業売上高が発表予定となっている。対米ドルで下落したユーロの下伸性に注目したい。