昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利横ばい・原油高の相場展開となった。原油WTIは59.2ドルまで約0.93%上昇。天然ガスも同様に上昇し、前日から2.34%高騰。4.98ドル台を回復した。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、上げ幅が目立った銅は、前日比プラス2.57%の5.41ドル台へと値が戻った。
為替市場は、昨日発表された欧・10月生産者物価指数(PPI)が、前年比で前月のマイナス0.2%からマイナス0.5%に悪化したにも関わらず、ユーロが対円で小幅上昇した。ユーロ円は180.797から181.453まで上昇。時間足20MA下位から上位へと移行した。4時間足では、20MAにかろうじて下値をサポートされる状態で推移しており、日足では10MAに沿っての上昇トレンドが依然継続しているところだ。
本日の指標は、8:50に日・対外/対内証券投資、9:30に豪・貿易収支、17:00にスイス・失業率、17:30にスイス・製造業PMI、18:30に英・建設業PMI、19:00に欧・小売売上高、21:30に米・チャレンジャー人員削減数、21:45に英・マンMPC委員の発言、22:30に米・新規失業保険申請件数、24:00に加・Ivey購買部協会指数、24:30に米・週間天然ガス貯蔵量、26:30に米・ボウマンFRB副議長の発言が予定されている。PPI上昇低下も対円で上昇したユーロの上伸性に注意したい。